モンゴル国北部地域と九州・沖縄地方との協力

バヤルサイハン大使は、3月26日から28日にかけて、モンゴル国北部地域の代表団とともに福岡県を訪問しました。代表団は北部地域選出のD.ウーリントヤー国家大会議議員が団長を務め(議員は公務のため東京日程のみ参加)、オルホン県のゾリグトバヤル知事、ミャグマルジャルガル北部地域開発センター所長、「エルデネト総合大学」のザヤーバータル学長らが参加しました。
バヤルサイハン大使は、地域間協力の一環として、三井所嘉彦在福岡モンゴル国名誉領事と協力して「地域間協力セミナー」を開催しました。セミナーでは、ミャグマルジャルガル北部地域開発センター所長がモンゴル北部地域について説明し、名誉領事館側からは九州・沖縄地域の概要が紹介され、相互に情報交換が行なわれました。

教育分野を通じた地域間協力の拡大を目的として、福岡県の久留米工業高等専門学校(久留米高専)の南新平校長および学校関係者と会談しました。モンゴル国で高専プログラムを導入している6校のうち3校が地方に所在し、1校はオルホン県で運営されています。会談には、「エルデネト総合大学」のザヤーバートル学長および同大学付属ポリテクカレッジにおいて高専プログラムを担当するオユンエルデネ教員が参加し、学校の活動について紹介が行われました。会談の結果、久留米高専とエルデネト総合大学は協力覚書(MOU)を締結して協力していくことで合意しました。
バヤルサイハン大使は、この機会に、東京農業大学の川嶋舟(かわしま しゅう)准教授(博士)と連携し、久留米市に所在する動物介在療法(ホースセラピー)を実施する就労支援施設「のぞえ牧場ギャロップ」の活動を北部地域代表団に紹介しました。あわせて、馬資源の豊富なモンゴル北部地域において同様の事業を展開する可能性について検討を行ないました。
一行はフビライ・ハーンの時代の遠征に関連する史料を展示する博物館を視察し、歴史的遺産への理解を深めるとともに、地域間観光振興に向けた知見の共有を行ないました。さらに、地域間交流の促進に向け、在九州モンゴル国名誉領事館のほか、九州・沖縄モンゴル友好協会の進藤和昭会長および大濱鉄也副会長と会談し、今後協力を進めていくことになりました。
