紹介文
2025-04-10
モンゴル国と日本国は、以下の協力覚書(MOC)を締結し、両国間の労働力の移動に関する協力関係を築いてきました。
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2017年12月21日「技能実習制度に関する協力覚書」
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2019年4月17日「特定技能制度に関する協力覚書」
この覚書に基づき、2020年12月から日本で生活し働くモンゴル国民に対して労働および社会保障に関する公的サービスを提供していた『労働・社会保障サービスセンター』の機能と人員は、モンゴル国政府の2023年の政令第393号に従い、駐日モンゴル国大使館の領事部に移管されました。
2024年10月より実施される主な業務:
日本で就労するモンゴル人の権利保護
労働契約の履行状況の監視
労働安全と健康に関する問題への対応
労働・社会保障に関する情報提供や相談対応
在日モンゴル国民の現状(2024年6月時点):
過去5年間で在日モンゴル人は13,504人から20,416人へ増加しました。
留学生:4,739人
技能実習生:2,697人
特定技能労働者:1,130人
企業の正社員等:4,436人
この増加に伴い、労働契約違反、居住環境の問題、在留資格に関する課題、法的トラブルなども増加傾向にあります。
新制度「育成就労(ESD)」について日本政府は2024年6月14日に「外国人労働者受入れ政策の見直し」を決定し、現在の「技能実習制度」に代わり、**2027年7月から「育成就労制度(ESD:Employment for Skill Development)」**を導入する方針を打ち出しました。
領事部(労働アタッシェ)の主な相談・支援内容:
労働法や契約に関する法的アドバイス
労働契約の履行状況のチェック
労働環境・安全性に関する苦情・意見の受付と現地対応
日本側関係機関との連携による苦情対応
技能実習から特定技能への移行に関する案内・研修
労働・社会保障関連の相談窓口(ホットライン)運営
お問い合わせ先:
📍 住所:
〒150-0047 東京都渋谷区神山町21-4
在日モンゴル国大使館・領事部(労働アタッシェ)
📞 電話番号: 03-3469-2089
📱 携帯電話: 090-6300-7503
📠 FAX: 03-3469-2192
関連ウェブサイト:
- 厚生労働省 (Ministry of Health, Labour and Welfare)
- 出入国在留管理庁 (Immigration Services Agency)
- OTIT(技能実習機構)
- JITCO(国際研修協力機構)