バンズラグチ・バヤルサイハン駐日モンゴル国特命全権大使ご挨拶

2024-02-16


                                                                                                             

駐日モンゴル国大使館のウェブサイトにようこそ。

モンゴル国は現在、民主主義体制に移行してからの30年の成功と失敗を振りかえり、政治体制をさらに改善し、グッド・ガバナンスの促進、経済の多様化と活性化、民族の文化と教育を現代的に組み合わせて発展させることを目指し、長期開発政策「ビジョン2050」を策定して実施しています。またモンゴル国は世界の共同体の一員として、民主主義の強化や人権と自由の確保など、地域と世界で直面する課題の解決に貢献することを望んでいます。

モンゴル国の「第三の隣国」であり民主主義的価値観を共有する日本との友好関係と協力を発展させることは、我が国の外交政策の最優先方針のひとつです。

2022年にはモンゴル国と日本の外交関係樹立50周年にあたり、様々な記念行事が開催されました。2023年は今後50年間の両国関係の色彩を明らかにし、更なる協力への布石を打つ年となりました。新しい50年の始まりという歴史的時期に、モンゴル国を代表する特命全権大使に任命されたことを極めて慶賀に存じます。

 

モンゴル国のフレルスフ大統領は外交関係樹立50周年記念の枠組みで日本を公式訪問し、岸田文雄首相と会談を行ない、モンゴル国と日本の関係を格上げして「平和と繁栄のための特別な戦略的パートナーシップ」を発展させるための共同声明を発表しました。

両国は、あらゆる分野における関係・協力強化の基盤となるのは「人」であることを確認し、両国国民の交流と相互理解の深化を引き続き促進していくこと、地域と世界の平和と繁栄の創造に共に貢献していくことに合意しました。

今後、両国の「平和と繁栄のための特別な戦略的パートナーシップ」関係を、モンゴルの文化・芸術・生活習慣等の広報、両国国民間の相互理解と友好のさらなる強化、貿易・経済関係の拡大、投資の活性化、地域の平和と持続可能な発展のためにモンゴル国の長期的開発・展望と連携させ、より一層深めることを目指しています。

モンゴル国と日本の友好関係と協力、そして両国国民の親善関係が今後何世代にもわたって繁栄することを祈ります。

 

 

                                             駐日モンゴル国特命全権大使

                            バンズラグチ・バヤルサイハン