天皇陛下の「チンギス・ハーン国立博物館」ご訪問
モンゴル国のオフナー・フレルスフ大統領の招待を受け、国賓としてモンゴル国を訪問中の日本国天皇陛下は、「チンギス・ハーン国立博物館」をご訪問されました。
天皇陛下をお迎えしたのは、バトツェツェグ外務大臣、オンドラム文化・スポーツ・観光・青少年大臣、「チンギス・ハーン国立博物館」のチョローン館長らで、モンゴルの歴史と文化遺産について解説しました。
日本政府の無償資金協力により実施されている「チンギス・ハーン国立博物館における教育機材整備計画」に関する交換公文は、2024年10月3日に署名されました。この事業は、障害者や地方の遠隔地に暮らす人々にも博物館の展示に関する知識を提供し、博物館の利用環境を向上させることを目的として、点字プリンター、360度カメラおよび3Dカメラセット、VR機器、ライブ配信用カメラなどの機材が提供されています。
また、日本に現物が保存されている「チンギス・ハーンの金のゲレゲ(通行証)」、「蒙古襲来絵詞」、「フビライ・ハーン時代に作成された世界地図」、「フビライ・ハーンの使節の書簡」、「元軍司令官の印章」、および「元朝の船の模型」など、合計6点のモンゴル史に関する文化資料の複製が作成され、一般公開されています。