天皇陛下のウランバートル市上下水道局訪問
フレルスフ大統領の招待により国賓として訪問中の日本国の天皇陛下は、2025年ウランバートル市上下水道局を訪問されました。
天皇陛下は、同局のトゥルフー局長に迎えられ、業務内容についての説明を受けられました。
日本国の政府開発援助(ODA)による無償資金協力の枠組みで、「水供給源の調査」(1991〜1996年)、「ウランバートル市給水施設改修計画(第1期)」(1997〜2000年)、同計画の第2期(2005〜2007年)、ウランバートル市水供給改善計画「ガチョールト水源整備事業」(2012〜2014年)などが実施されてきました。日本の支援と協力の結果として、ウランバートル市における飲料水の取水・供給・管理能力は飛躍的に向上し、技術と設備の更新・改善が進められました。
天皇陛下は、オックスフォード大学において「水文学(水に関する学問)」を学ばれ、卒業研究では18~19世紀のテムズ川の水上交通をテーマに研究を行ない、後に『テムズ川とともに』という著書を出版されました。
陛下はまた、「世界水フォーラム」などの国際会議に継続的かつ積極的に参加されており、水文学をライフワークとして高度な研究を続けられています。